運動習慣のない新入社員が会社主催の駅伝大会に参加し熱中症で死亡した事件が波紋を広げている。任意参加とされながらも同調圧力や安全管理の不備が疑問視され、SNSでは「企業の責任を問う声」と「個人の備え不足」を巡る議論が起きている。
入社1年目の27歳男性が、勤務先と取引先が共催した駅伝大会に参加し、3.9km地点で熱中症のため倒れて死亡した。もともと10kmの予定を短縮した経緯があり、任意参加扱いだったが職場の関係上断りづらかった可能性もある。労災は業務命令と認められず不支給となり、遺族は再審査や調停を申し立てている。
SNSや掲示板では、企業側に安全配慮義務があったのではないかという批判と、本人の健康管理や自己判断の問題を指摘する声が対立している。また、“任意参加”イベントにおける実質的な強制性、真面目な社員ほど無理をしやすい職場文化など、日本企業の体質を問う議論へと広がっている。
遺族は労災不支給の再審査を求めており、民事調停も進行中。企業側は再発防止策の検討を進めているが、詳細な対応は明らかにされていない。社会的には、企業の社内行事やレクリエーションにおける労働安全基準の見直しを求める声が高まっている。